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加工の種類
染色(ダイド)

染色(ダイド)

毛皮は、染料を使って、様々な色を表現できる素材です。
単色に染め上げるだけでなく、毛先部分を根元と異なった色に染める(チップ・ダイ)方法もあります。
皮面への染色もあります。

プリント

プリント

毛皮のプリント加工は、かつては安価な毛皮素材をより良くみせるために行われていた処理方法だが、近年ではデザインとして施されるようになり、可能性は無限に広がっている。
尚、今では毛面だけではなく、皮面へのプリントも数多くなされている。

ブリーチ

ブリーチ

毛皮の自然の色を白っぽく脱色すること。
本来の素材感を楽しみながら、異なる表情を楽しむことができる。

刈毛(シェアード)

刈毛(シェアード)

毛皮の面積を機械で一定の長さに刈り整えること。
古くからベビーラムのシェアード(2mm)やムートン(7mmから45mm)でなされていた技術だが、ミンクやフォックスなども刈り毛処理されるようになった。
この加工により、毛皮に独特の光沢と感触が生じ染色の効果もあがり、まったく新しい素材に生まれ変わる。。

抜毛(プラクト)

抜毛(プラクト)

毛皮の刺し毛のみを抜くこと。
ミンクやヌートリア、ビーバーなどで綿毛の密度の良いものは、プラッキングすることで、ビロードのような光沢とライトでソフトな素材に生まれ変わり、もともとの素材とまったく違った風合いを楽しめる。

パンチング

パンチング

毛皮やレザーに円形や三角形、四角形などの連続穴をあけること。
もともとはレザーの技術からダブルフェース(両面使い)に使われるようになった加工で、毛面の模様の面白さからヌートリアやベビーラムなどへと広がってきている。
尚、穴の形により軽量化の程度は違うが、およそ20~40%は軽くなる。

ヤーン・ニッチング

ヤーン・ニッチング

細く切った毛皮をニットと一緒に編み込む加工方法。
また網状のものに細くきった毛皮を差し込んでニット状にする方法もある。
この方法を用いフォックス、ラビット、セーブル、ミンクなどの原皮を細く裁断して、網状の生地に絡めたものが多く、仕上がりはニットのような形状で、軽くて非常にソフトです。 この加工を使った場合、ストレッチタイプの軽いセーター感覚の毛皮ができます。

ダブルフェイス

ダブルフェイス

毛皮は通常は毛の部分が表面(フェース)として使用されるが、皮面(毛皮の裏側)をきれいに加工して、表面に使用できるようにすることをダブルフェースという。
ムートン、ベビーラム、チキャンラム、ミンクなどといった、皮が丈夫である程度厚みのある毛皮がこの加工に適している。
裏生地を使用しないため非常に薄く軽い製品に仕上がり、かつより高度な加工技術を駆使できるので、多様なデザイン展開が可能になる。

グルービング

グルービング

毛皮の毛面にいろいろな形のみぞ模様を作ることをいい、毛を刈ったり溶かしたりする方法がある。 毛を刈る方法としては、特殊なシェアリングマシンを使用する。 段刈りとも言われ、毛皮を刃に近づけたり、遠ざけたりすることによって毛に段差を付ける。 また特殊なバリカンを使用する方法は、カービングと言われる。
これはシェアリングよりも細かな柄を作ることが可能で、非常に高度なテクニックが必要とされる。
一方、最新技術として毛を溶かす方法もある。
これはスクリーンプリント方式で、毛を溶かす薬品糊を毛にプリントして毛を溶かし、洗い流すと模様ができる。
これらの三つの方法は、作る柄によって使い分けられている。

エナメル革

エナメル革

革の表面にエナメル塗装を施した革のことです。
パテントレザーとも呼ばれます。
塗装には、ウレタン樹脂などが使用されます。
表面を分厚くコーティングしているため、ある程度の防水性、耐久性を備えています。

オイルレザー

オイルレザー

植物タンニンでなめした革に、たっぷりとオイルを浸み込ませた革です。
オイルは、牛や魚などの動物性のものや、植物性のもの、合成油などが使用されます。
イタリアのトスカーナ地方に伝わるバケッタ製法という手法で作られたバケッタレザーが有名です。
艶があり、手触りもしっとりとしています。色落ちはしやすいですが、時間が経つと、革に浸み込んだオイルが徐々に浮き上がり、艶が増していきます。
革独特のエイジングが楽しめます。

起毛革01
起毛革02

起毛革

革の表面、または裏面をサンドペーパーで磨いて起毛させた革のことです。
使う動物の皮の種類や、どちらの面を磨くのかによって、呼び方が違います。
しっとりとした手触りと、あたたかみが感じられる見た目が特徴です。

●スエード
子牛や羊、豚などの小動物の革の、裏側(肉面)をサンドペーパーで磨いて起毛させた 革です。
ベロアに比べて毛羽が繊細で短く、均質なことが特徴です。

●ベロア
成牛革などの裏側(肉面)をサンドペーパーで磨いて起毛させた革のことです。
小動物の革を使用するスエードと比較すると毛羽が長いです。

●ヌバック
スエードやベロアとは反対に、革の表面をサンドペーパーで軽く磨いて起毛させた革のことです。
スエード、ベロアに比べると見た目が繊細で、毛足は短くきめ細かいです。

ナッパ加工(ナッパラン)

ナッパ加工(ナッパラン)

毛の側をフェイス(表面)に使い、裏の皮面を樹脂加工して、レザーの銀面のように仕上げる加工のことです。
通常の皮よりも柔らかさとしなやかさを向上させた表皮で等級の高い原皮を使用しています。
ナッパ加工したものはつるつるとした光沢が特徴で汚れにくく、お手入れも比較的、簡単になります。

シャイニング加工

シャイニング加工

シャイニング加工は、クロコダイルの原皮を鞣して染色したあと動物性たんぱく質を塗布し、メノウ石で磨くことで光沢を出しています。
丁寧に磨き上げるとまるで宝石のような光沢になり、とても華やかな印象になります。 ただシャイニング加工は長く使えば使うほど光沢が取れてしまうこと、水分にとても弱くシミができやすいため使用には注意が必要です。
毎日は使わず定期的に休ませ、もし水分がついてしまった場合は素早く柔らかい布でふき取ってください。

マット加工

マット加工

マット加工はシャイニング加工と異なり、石ではなく羽布などの柔らかい布で磨き上げます。 初期の頃は落ち着いた光沢が出ていますが、長く使い続けるとさらに磨かれ光沢が強まります。
上から何も塗布していないため剥がれることもなく、頻繁に使う場合には経年変化も出やすいマット加工がおすすめです。
しかし同じく水分には弱いので、濡れたハンカチのそばに置いたり雨の日には使用しないでください。